季節のお手入れ

葉焼けについて

「葉焼けさせたくないが、陽にできるだけ当てて、たくさんの花芽を作りたいという願望を叶えるには?」

春からの日差しで長期間による葉の順化や毎日の風の強さなどもかなり影響すると思われるが、風がないと仮定して、直射で何時間当てると、葉焼けを起こすのだろうか。このことが判らないから、安全のため、50%遮光をしているのであろう。
よって、葉面の温度が、何度以下なら、何時間たっても葉焼けしないということが知りたい。

そこで、当面、温度を測ることとし、しかも、空気中の温度を測るのではなく、葉面上の温度を測りたいと思い、非接触で表面温度を測れる下記の温度計を探した。

赤外線放射温度計 SK―8700Ⅱ ㈱佐藤計量器製作所 東京神田
03-3254-8111
測定範囲 -20 ~ +315℃ (てんぷら油も測かれる)
測定精度 ±2℃


測定結果 2009/8/18 14時(葉面温度)
(横浜地方気象台発表 晴れ 温度29.0℃ 風4.7m)
①土 屋外直射 51℃  
②芝生 屋外直射 38℃  
③デンドロのノビル 屋外直射 45℃ 強い種なので葉焼けしたこと殆どなし。
④カトレア 屋外ダイオネット +不織布+UVビニール 35℃  
⑤パフィオ 温室内ダイオネット +不織布+UVビニール 36℃  

思っていたより、上下の温度差がないことに驚いたが、入浴温度とも考え合わせると、葉面温度が40℃を超えなければ、安全と推定できるが、定かではない。今後の研究が必要。
皆さんのご意見、経験についてのお話をお聞かせ下さい。

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