2010年6月の例会報告

 

■2010年6月6日/鎌倉商工会議所会議室
■出席者数:28名
■出品株数:46株

1.「ランの距は何をするのか? 距はどうして長くなったのか?」

最上正太郎氏 

 例会で最上さんから興味あるお話がありましたのでご紹介します。
 ここにご紹介する写真は,マダガスカル島に自生するアングレカム・セスキペダレという20~35センチにも達する長い管(距きょ)を持つランと,長い口吻を伸ばして、その管の底にある蜜を吸おうとしている蛾キサントバンススズメガの写真です。ダーウィンがマダガスカル島でこのランを発見し,その管の底の蜜を吸える長い口吻を持つ昆虫が必ずいる筈と予言しましたが,その後この蛾が発見されるまでには何と40年を要したそうです。

私は今まで距のあるランを見ても,距については特に何も考えたことがありませんでした。然し,最近この科学雑誌NEWTON6月号の記事「種が進化する仕組み」を読んで,距の重大な働きと,その距を自ら身に付けたランの賢さに感じ入りました。まさに虚を突かれた感じです。そこで,お読みになっておられない方も多いのではないかと考え,皆様にこの記事をご紹介する次第です。

記事が黒地に白抜きのため添付の写真では文字が不鮮明になっておりますので,
詳しくは季節のお手入れに全文掲載します。興味のある方は是非御一読ください。
(注 本件は昨年6月の大場さんの講演でも一部お話がありました。)

2.湘南蘭友会「夏の蘭展」報告

野村吉晴さんがオーキッド藤沢賞を受賞されました。おめでとうございます。
出展にご協力いただいた会員の皆様、ご協力ありがとうございました。

お知らせ

(1) ラン懇話会第61回大会

主催: ラン懇話会
日時: 2010年6月27日(日)11:00~16:50
場所: 東京農大「食と農」の博物館

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