■2009年12月6日/鎌倉商工会議所会議室
■出席者数：28名
■出品株数：43株

１．報告事項

冬の蘭展開催情報と出展協力依頼

２．なんでも情報交換

菊池制夫さんから「新タイプの農薬」と題して、微生物の納豆菌から灰色かび病やうどんこ病に効く予防薬が開発された話がありました。蘭の有機栽培にとって大変興味のある話でした。紙面の都合で次回以降に改めて紹介させていただきます。

３．レリア属の種の識別について

先の会議で、分類変更に伴うレリアの限界が良く分からない旨の話がありましたので、以下小松さんに解説をしていただきました。

先般の分類変更で、中米のレリアを残して南米のレリアはすべて一旦ソフロニテイス属に移されたのち、旧ソフロニテイス属のランもろともカトレヤ属に分類されました。
旧レリアのアンセブスはレリアに残って、ハープラータはカトレヤになったという位は覚えるのに容易ですが、全部頭に入れるのは難しいでしょう。そこで以下にレリア属に残った中米のレリアの一覧表を掲げます。
このリストに記載されているのは引き続きレリアで、それ以外の旧レリアはすべてカトレヤに移ったと思ってください。漏れている種がある可能性はありますが、ラン園で扱われている原種や交配に使われている種は含まれていると思います。

L. albida
L. anceps
L. aurea
L. autumnalis
L. crawshayana
L. eyermaniana
L. furfuracea
L. gouldiana
L. rubescens
L. speciosa
L. superbiens
L. x finckeniana（自然交配種）

文献：Federico Halbinger & Miguel Soto 1997 Laelias of Mexico Herbario AMD