2011年4月の例会報告

2011年4月

■2011年4月3日/鎌倉商工会議所会議室
■出席者数:27名
■出品株数:41株

1. 所有原種リスト作成に関するお願い

畑 公徳氏

本年1月に、KOS会員の小松さんから、所有原種リスト作成に関する提案がありました。この原種リスト作成に関しては、1999年にも一度提案が出されています。当時は希少種、良個体、珍品等の特定の個体の譲渡や交換まで考慮されていたようです。そのため、個体名だけでなく株の状態まで含めた詳細なリストが要求されました。ここまでデータベースを作成するとなると、まず会員の提出して頂くデータが余りに煩雑となります。ほとんどのKOS会員がパソコンを使わず手書きの管理リストを作成しておられる現状では、まずベースとなるデータが集まらないことが予想されます。

そこで、今回は小松さんが提案されておられるように、リストの目的を「情報源の検索」に縮小することといたしました。
具体的には、種名までの簡易リストをまず作成することから始めます。例えば、C. trianae 1株、L. anceps 2株 といったリストだけでも結構です。出来ればvar.や個体名が入ると助かります。これであれば、デジタルのデータ(例えばエクセルデータ)でなく、手書きのリストを出して頂くだけで、ある程度時間をいただければ私でもパソコンに入力することが可能です。
勿論、将来的にはお手本となるような「きちんとした原種データベース作成」まで持ち込みたいという希望はあります。しかし、それよりも取り敢えずスタートして走りながら修正していくという現実的な手法が良いのではないでしょうか?
こうした鎌倉蘭友会独自の原種データベース作成も、これから会員の皆さんに大いに役立て頂き、また新しい会員に興味を持って戴く上でも重要なアピールになるような気がしています。

KOS会員にとって原種リスト作成のメリットとしては、以下のことが考えられます。
1 具体的に誰がどのような株を所有しているか分かるため、栽培方法の相談や将来株を遣り取りするための情報として活用できる。
2 リストや名札上での情報ミスや誤記が発見されやすくなる。また新しい分類法が施行された場合に、自動的にリストが修正される。
3 手書きリストがデジタルリストに変換されるため、将来的に自分のリスト管理がやりやすくなる。

 作成したリスト(データベース)を会員と会員以外に、どのような方法で開示するのか、個人情報としての守秘はどうするのかなど、要検討事項がまだ残ってはいます。しかしながら、先月リスト作成のご提案をさせていただいたのは、以上の理由からです。何卒、ご理解とご協力を賜りたく、宜しくお願い致します。

お知らせ

(1) 第51回蘭友会らん展inシャンシャインシティー -初夏を彩るらん-

日時 5月26日(木)~29日(日)
場所 池袋シャンシャインシテイー展示ホールA
協賛 日本洋蘭農業協同組合(JOGA)

(2) 第3回湘南夏の洋蘭展

日時 6月2日(木)~6日(月)
場所 平塚市駅前 梅屋ユーユー館6階イベントホール
協賛 6月1日(水)15:00まで

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