2014年3月の例会報告2014年3月
■2014年3月9日/鎌倉商工会議所会議室 1.講演 講師 須和田農園 小島様「洋ランの乾かし方の秘訣」私たちは一般的に植物には水を与えないと枯れてしまう、とつい思いこんでしまう。 しかし洋ランの殆どの原産地は雨季と乾季がある場合が多く、ここに洋ランの栽培の一つのポイントがあるように思う。水を多く必要とする時期と殆ど与えなくてよい時期との差を思い切ってつけると、意外に無理なくすくすくと育ち、花を沢山付ける品種が多い。では、乾かすことの効用は何か、いつどのくらい乾かせばよいのか考えてみたい。①乾かすことにより花芽分化を促進する。 ・バルブが完成してから水を切る。同時に日光に十分当てることも重要。 ・デンドロ、カトレヤは種類によって異なる。 ②乾かすことによって発根を促進する。 ・特に、植替え後は重要。 ③乾かすことによって新芽の伸長を整える。 ・例年の新芽の動き出す時期を知ったうえで、その時期前の乾燥期間が重要。 ④乾かすことによって休眠させ生育のリズムを整える。 ・原産地では、多くのランにとって乾季の季節がポイントとなっている。 ⑤乾かすことによって病気の進行を抑える。 ・軟腐病やフザリウムなど進行性の症状が出たときは、薬を掛ける前にまず水を切って進行を抑えるのが効果的。 「蘭展に向けての開花調整」①日頃からおよその開花までの時間を把握しておく。②春の芽出しから調整を図ることも大切。 ③冬・春咲の開花を1月前後調整するには、秋の過ごし方が重要。 ④1~3週間の調整は、温室内の最低温度と最高温度の両方で調整する。 ・開花を早める場合は、開花目標約10日前から ・開花した花を保たせる場合は、開花直前から ・開花を遅らせたい場合は、開花目標の約20日前から 紙面の都合で講演内容の詳細は省略しますが、内容の濃い大変有意義なお話でした。
お知らせ1.JOGA洋らんフェア 2014 in Yokohama
日 時 : 平成26年4月11日(金)~13日(日) AM10:00~PM5:00 2.カトレヤ インターメデイアと3月の蘭 展示会
日 時 : 平成26年3月29日(土)・30日(日) AM9:00~PM5:00 3.大場蘭園スプリングフェア―
日 時 : 平成26年4月4日(金)~13日(日) |
バックナンバー 2014 年2 月 2014 年1 月 2013 年12月 2013 年11月 2013 年10月 2013 年9 月 2013 年8 月 2013 年7 月 2013 年6 月 2013 年5 月 2013 年4 月 2013 年3 月 2013 年2 月 2013 年1 月 2012 年12月 2012 年11月 2012 年10月 2012 年9 月 2012 年8 月 2012 年7 月 2012 年6 月 2012 年5 月 2012 年4 月 2012 年3 月 2012 年2 月 2012 年1 月 2011 年12月 2011 年11月 2011 年10月 2011 年9 月 2011 年8 月 2011 年7 月 2011 年6 月 2011 年5 月 2011 年4 月 2011 年3 月 2011 年2 月 2011 年1 月 2010 年12月 2010 年11月 2010 年10月 2010 年9 月 2010 年8 月 2010 年7 月 2010 年6 月 2010 年5 月 2010 年4 月 2010 年3 月 2010 年2 月 2010 年1 月 2009 年12月 2009 年11月 2009 年10月 2009 年9 月 2009 年8 月 2009 年7 月 2009 年6 月 2009 年5 月 2009 年4 月 2009 年3 月 2009 年2 月 2009 年1 月 2008 年12 月 |